【子どもの130万円どう運用する?】こどもNISAでS&P500かQQQか、18年後で比べてみた
こんにちは、とっぽです。
うちの子どもはまだ3歳です。生まれたときから子ども手当(国+東京都)を貯め続けて、親戚からのお祝い金も全部ひとつの口座に入れたら、気づいたら130万円になっていました。
これ、ずっと普通預金に置いてるんですよ。
「子どものお金だから慎重に」という気持ちはわかる。わかるんですけど、インフレが年2〜3%続くとして、今の130万円は10年後に実質100万円台になる計算で、それって何もしてないのに損してるじゃないですか。
子どもが20歳になったとき「パパ、運用してくれなかったんだ…」って言われる未来は避けたい。
でも逆に「パパ、全部溶かしちゃったの?」って言われるのはもっと困る。
この板挟みをずっと先送りしてたんですが、さすがにそろそろ動かないとと思って、今回ちゃんと考えてみました。
「こどもNISA」って知ってますか?2027年から始まります
2023年末にジュニアNISAが廃止されてから、子ども向けの非課税投資制度がずっと空白になってたんですよ。それがようやく2026年の税制改正で埋まりました。「こどもNISA」という新制度が2027年1月から始まる予定です。
こどもNISA、何がどう変わるのか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象年齢 | 0〜17歳 |
| 開始時期 | 2027年1月1日(予定) |
| 年間投資枠 | 60万円 |
| 非課税保有限度額 | 600万円(生涯) |
| 投資対象 | 長期積立向け投資信託のみ(つみたて投資枠と同じ) |
| 非課税保有期間 | 無期限 |
| 払出し | 12歳以降は一定の要件のもとで可能 |
| 18歳時の扱い | 現行NISAのつみたて投資枠に自動移行 |
ジュニアNISAとの大きな違いは「無期限」と「18歳になったら子ども自身のNISAに自動で引き継がれる」の2点だと思います。子どもが成人したあとも非課税のまま運用を続けられるのはいいですね。
ただし投資信託のみで、個別株やETFは買えない。QQQやVOOをそのまま入れたい人は別の口座が必要になります。
今すぐ動けない問題
こどもNISAが始まるのは来年1月。今すぐ動きたいのに半年以上待つのは正直もったいない。
子供NISAまで全裸待機します。
ゴールド・S&P500・NASDAQを過去30年で比べてみる
守りでゴールドかS&P500、攻めでNASDAQ、というのがなんとなくの候補でした。でも「なんとなく」で子どものお金を動かすのは怖いので、数字で確認しておきます。
過去30年の年率リターン(ドル建て・配当再投資)
| 資産 | 代表商品 | 過去30年 年率リターン |
過去10年 年率リターン |
|---|---|---|---|
| ゴールド(金) | IAU / GLD | 約 7.6% | 約 10.6% |
| S&P500 | VOO / eMAXIS Slim S&P500 | 約 10.4% | 約 15.7% |
| NASDAQ-100 | QQQ / iFreeNEXT NASDAQ100 | 約 17.1% | 約 22.2% |
NASDAQが飛び抜けてますね。ただ30年の間に2000〜2002年で-77%という時期があります。100万円が23万円になるやつ。これを子どものお金でやると、たぶん夜眠れなくなる。
それぞれ何者なのか
S&P500:正直これが一番好きです
米国を代表する500社に一括で投資できる指数で、私の新NISAのコアもこれです。Apple、Microsoft、Amazon、NVIDIAが上位に入りつつも、ヘルスケアや金融や生活必需品の会社も入っているので、テクノロジーだけに賭けるわけじゃない。
過去30年で年率10.4%というのは、何かを選んで何かを捨てた結果じゃなくて「米国市場全体に乗っかった結果」なんですよ。銘柄を選ぶセンスがなくてもこのリターンが出るなら、それでいいじゃないかって思ってます。うちの旧つみたてNISAのS&P500が+181%になってるのを見るたびに確信が強くなってます。
NASDAQ-100:怖いけど手放せない
NVIDIAとかApple、Meta、Googleみたいなテクノロジー大手100社に集中する指数。リターンは群を抜いてますが、2022年には年間で-33%になりました。3分の1が消えるんですよ。
子どもが社会人になるまであと18年あるので、長期で持てば暴落は乗り越えられるはず、という読みで少し入れることにしました。でも「少し」が大事で、全額ここには突っ込めないです。親のメンタルが先に死ぬ。
ゴールド:正直そんなに好きじゃないけど入れる
配当も利息もゼロで、値上がり益しかない。持ってて楽しい資産じゃないんですよね。でも株が暴落するときに逆方向に動くことが多くて、ポートフォリオ全体の揺れを抑えてくれる。子どものお金なので暴落時に「やっぱり引き出したい」と思わないための保険として持っておきます。
130万円を投資したら30年後いくらになるか
過去のリターンをそのまま未来に当てはめた机上計算です。これが続くとは限らないけど、スケール感を見るには使えます。
| 資産 | 年率 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
|---|---|---|---|---|
| 現金(放置) | 0% | 130万円 | 130万円 | 130万円 |
| ゴールド | 7.6% | 約 270万円 | 約 560万円 | 約 1,170万円 |
| S&P500 | 10.4% | 約 350万円 | 約 940万円 | 約 2,530万円 |
| NASDAQ-100 | 17.1% | 約 630万円 | 約 3,060万円 | 約 1億4,800万円 |
NASDAQで130万円が1億4,800万円。さすがにそのまま信じるのは楽観的すぎるとわかってても、このスケール感を見ると現金放置がいかに損かは伝わりますよね。現金は30年後も130万円のままで、しかもインフレ分だけ実質的に目減りしていく。これが「放置は犯罪級」と思う理由です。
子どもが社会人になる18年後で比べてみる
30年は長すぎるので、18年後(子どもが就職するくらい)で現実的な比較をしてみます。「NISAを使わずQQQをそのまま持つ」vs「S&P500をNISAで運用する」、売却時の税金込みで計算しました。
| 運用方法 | 年率 | 18年後の売却額 | 税金(20.315%) | 手取り |
|---|---|---|---|---|
| QQQ(ETF)NISAなし | 17.1% | 約 2,228万円 | 約 426万円 | 約 1,802万円 |
| S&P500 NISA | 10.4% | 約 772万円 | 0円 | 約 772万円 |
QQQが勝つんかーーーい!
はい、税金払ってもQQQのほうが1,030万円多い。でもこれはNISAが無意味という話じゃなくて、NASDAQ-100のリターンがS&P500より圧倒的に高いからです。NISAの節税効果は426万円。それでも埋まらないくらいリターンに差がある。
ただし、過去17.1%が続く保証はどこにもないし、QQQはNISA口座に入れられないので売却時に20.315%の税金がかかる。こどもNISAの非課税枠を使ってS&P500を淡々と積み立てるほうが、精神衛生上はるかにラクです。
結論:こどもNISAはS&P500一本が安牌
いろいろ比べた結果、こどもNISAの使い方はシンプルに落ち着きました。
- こどもNISA(年60万円)→ S&P500インデックスファンド一本
- 年60万以上出せる余裕がある年 → 翌年枠に回すか、QQQを課税口座で別途購入
- SOXXやSOX関連 → 見送り
NASDAQのほうがリターンは高いですが、こどもNISAは投資信託限定で、かつ対象ファンドが絞られます。「どれが対象か」を毎年確認しながら運用するのは正直しんどい。S&P500インデックスはどの証券会社でも確実に対象になるので、考えることがゼロになる。
NASDAQをどうしても持ちたいなら、年60万を超える分を課税口座でQQQ(ETF)として持つのが現実的です。NISAの節税効果は426万円分あるけど、NASDAQのリターン差でそれを上回るなら、課税口座でも持つ価値はある。
こどもNISAが始まったら
2027年1月にこどもNISAが開始したら、すぐ口座を開設して年60万円の積み立てを始めます。こどもNISAは投資信託のみなので、S&P500インデックスファンドをメインにする予定です(ゴールドファンドは対象外になりそうなので、そっちは親の口座で持ち続けます)。
実際に口座を開いて運用が始まったら、またここで報告します。